賃貸トラブル回避の小さなヒント2(入居申込書のチェックポイント)

昨日の投稿の続きで、
先日の賃貸管理セミナーで学んだトラブル回避のヒントの続きです。

本日は、入居申込書のチェックポイントについてです。

まずは何より、お客様に入居申込書の用紙の記入欄全てをきちんと埋めてもらう、ということです。

これは、われわれ管理会社サイドがきちんと確認する必要があることなのですが、

物件を紹介してくれた仲介会社で入居申込書をお客様に書いてもらった時、入居者や連帯保証人の氏名、住所や連絡先は記入されていても、その他の詳細情報が未記入で提出されてくることが多々あります。

例えば、入居者や連帯保証人の年収欄や勤続年数、勤め先の会社の情報などです。

もちろん、申込書に記入するのは申込者本人であるため、貸主や保証会社の審査過程で、その記入情報を裏付ける証拠書類の提出を追加で求められることはありますが、

まずは、申込書の記入欄の全てに、本人の申告ベースで正直に記入してもらうことが大切になります。

最初に提出された申込書に未記入の部分があった際には、再度追加の記入をお願いし、

それでも記入がされない場合は、その理由を聞いて確認する必要があります。

その理由を答えてもらえない場合や、理由が明確でない場合には、何かある可能性があるということで、慎重に入居の可否を判断する必要があります。

さて、先日参加したセミナーの講師である、賃貸管理トラブル解決のベテラン司法書士先生による入居申込書チェックのポイントとしては、

まずは「引っ越しの理由」をきちんと確認しましょう、とのこと。

現在住んでいる場所からの転居の理由が、その他の情報と辻褄が合っているかどうか、を確認することはとても重要とのこと。

また、申込書の記載内容の確認については、記入されている内容をネットで検索すると、現在は何かしらヒットしてくるとのことです。

また、申込時や契約時の添付書類でもある住民票の偽造の確認について、自治体によっては住民票の発行番号で確認できることがあるようです。

何はともあれ、先生もおっしゃっていましたが、やはり賃貸トラブル回避の最も効果的な方法は「適正な入居審査」であると思います。

空室を埋めたいがために、何かのどに引っかかる違和感のある状態であるにも関わらず、早々に入居審査を切り上げてしまうというのは、入居後の賃貸トラブル回避という視点からは最も危険なことである、ということを肝に銘じておきたいものです。