建物損壊に関する貸し手(所有者)責任

先日、久しぶりに東北や関東で大きな地震があり、大変ビックリいたしましたが、

私の周辺でも建物への被害の話を耳にします。

例えば、築年数の相当経過した都心の小規模ビルにおいて、

地震明けに1階飲食店のテナント店長が出勤したところ、店舗の内壁のブロック塀がボロボロと剥がれ落ちていた、

というようなことを耳にしました。

代々のテナントが内装を引き継ぎながら入れ替わってきたこともあり、現在はテナントと大家の間でその修理の責任の所在を巡って話し合いをしている最中とのことですが、

仮に今後、建物の損壊の拡大によって、建物内の入居者や訪問者、さらには通りを歩く人や隣の建物など周辺に被害を与えてしまった場合、

貸主としての所有者責任については、場合によっては非常に厳しい結果が有り得る、ということをきちんと考慮に入れた上でその対応について検討する必要があると考えます。

弊社でも、テナントビルやアパート・マンションなど賃貸住宅のオーナーには、

「貸し手責任」

「所有者責任」

については、様々な場面できちんとお伝えするようにしています。

ネット情報の中に、他の不動産会社さんのホームページになりますが、「建物損壊等に関する所有者責任」について、弁護士の先生によるとても分かりやすくまとまった記事が掲載されていましたのでご参考までに共有させて頂きます。