私の会社が所属している(公社)全日本不動産協会が会員向けに発信しているニュースサイトの中に、
「コロナ禍における住宅購入者の家探しのニーズの変化」
に関する記事がありましたのでご紹介します。
記事内の調査データの出典元は(株)Housemartで、首都圏在住の既存マンションの購入検討者を対象に調査を行い、コロナ発生前(2019/4/1~11/30)とコロナ発生後(2020/4/1~11/30)を比較検討しています。
調査の主な分析結果としては、
- すぐに購入に踏み切ることに不安を感じ、長期で検討する人が増えている。
- 改めて住みたいエリア等の条件について考え、条件が固まった上で家探しをする人が増えている。
- リモートワークの導入により、職場からの距離より、広さ等の条件を重視している人が多くなっている。
- 物件の購入予算は、6,000万円以上で検討する人の割合が増加。比較的高価格帯で検討しているケースが多い。
とのことです。
私の会社は神奈川県の横浜市にあるためか、価格帯に関する感覚は東京とは少し違うのかもしれませんが、
受ける相談の内容が以前に比べて保守的になっている感覚は確かにあります。
いづれにしても、コロナ禍という大きな環境変化を受けて、これまでの通常の住宅購入や住み替えの目的よりも、
家族全体の長期的な人生計画まで含めて深く掘り下げて家探しを検討していらっしゃるケースが多くなっているように思います。
今後コロナが続こうが、それとも早期に収束しようが、このような目的意識の変化自体はとても良い事だと思います。