東京都心のオフィス空室率が上昇

オフィス仲介大手の三鬼商事が、基準階100坪以上のオフィスビルの需要動向の調査結果を発表しました。

【朝日新聞DIGITAL】都心のオフィス空室率が5%超に上昇 5年8カ月ぶり(2021/3/11)

直近のオフィス需要の動向

先月2月の東京都心5区において、賃料下落の分水嶺と言われる空室率5%を6年弱ぶりに超えたようです。

空室率の悪化は12ヶ月連続、平均賃料もピークを打ってから7ヶ月連続で下落したとのことです。

オフィス空室率悪化の原因

やはり、コロナ禍でテレワーク、リモートワークが進んだこともあり、広い面積を借りていたテナントからの一部解約などが多かったようです。

また、2020年はオフィスビルの新規開業が多かったことが需給バランスの乱れに拍車をかけた一因だったようです。

縮小移転が多く、賃料負担を下げるニーズが多かったとのこと。

今後のオフィス需要の動向

賃貸オフィスの解約予告期間は6ヶ月というケースが多く、実際に空室となるまでにはタイムラグがあるため、記事では今後も空室率の上昇と賃料下落の傾向は続くと予想しています。

私の会社では小規模ビルを扱うことが多いため、解約予告期間は3ヶ月というケース多いですが、中には新築のビル等では6ヶ月というところもあります。

解約予告期間が1ヶ月のアパートやマンションなどの賃貸住宅とは異なり、事業用テナント不動産においては、これから景気悪化の影響が表面してくるものと思います。

明日に向けて!

小規模テナント物件を扱うことの多い私の会社としては、逆にこの機会をチャンスと捉え、新たなニーズを取り込んでいきたいと思います!