武蔵小杉タワーマンション台風被災から学ぶ住宅ローンについての教訓

以前の記事で、夫婦それぞれが住宅ローンを組み、合算でマンションなど住宅を購入する「ペアローン」の注意点について投稿しましたが、

本日、ネットのニュース(2021/1/21ヤフーニュース掲載 PRESIDENT Online配信)を見ていたら、

一昨年秋の台風19号による浸水被害で全国的に大きなニュースとなった武蔵小杉のタワーマンションに関する切実な記事が掲載されていました。

被災前に、夫婦でペアローンを組んで当該タワーマンションを中古で購入したが、台風により被災し、かつコロナ危機後に離婚別居となり、売却せざるを得なくなり、

売却価格が被災マンションの影響で当初想定していた価格で売ることができずに困っている、

という元ご主人からの相談を筆者が受けたという切実な内容で、ペアローンの危険性を改めて考えさせられる記事でした。

大型台風が連発するなど予測がつかない気象変動や、コロナ禍といった現代に生きる我々がこれまで経験したことのない事態が起こる昨今においては、

慎重かつ保守的なローンの支払い計画を立てることを意識することが改めて大切ではないかと思います。

さらに、「土地神話」同様、金融緩和の元で一方的に値上がりを期待し続ける「マンション神話」が信じられているかのような昨今ですが、そのような不動産価値に対する意識変革も急務ではないか、と改めて思いました。

ご参考までに、台風の被害から約一年後の昨年秋には、当該マンションについてこんな記事(2020年10月10日 東京新聞 TOKYO Web)も出ていました。